<preformat>

Preformatted Text (フォーマット済テキスト)

空白、タブ、行送りが維持されなければならないテキスト。文字表示位置を維持するために、内容は通常、等幅フォントで表示されます。

備考

The <preformat> 要素は、典型的には、ASCII アートやエラーメッセージレポートなど、タブ、改行、スペースなどの空白を保存する必要のあるマシン関連のコミュニケーションに使用されます。
位置: @position 属性は、この要素をテキスト内の正確な位置に固定する必要があるかどうか、または、たとえば次のページの先頭、次の段の最後、ファイルの最後、あるいは別ウィンドウまで浮動できるかどうかを示すために使用できます。典型的には、<preformat> 要素の “float or anchor” の決定はオブジェクトの大きさに依存します。例えば、短いフォーマット済テキスト断片は典型的には固定されていますが、より長いフォーマット済テキストは、典型的には別のウィンドウまたは文書の終わりのような他の場所に置かれます。
方程式: 方程式を記述するための MathML 要素は <preformat> 内では許されません。コンピュータコード内で方程式に遭遇した場合、<named-content> 要素を用いて、それが方程式であることを示すか、または要素 <styled-content> を用いて、それが数式フォントであることを示すようにタグ付けします。

関連要素

推奨用法: <preformat> を使用して任意の書式を保存したいオブジェクトにタグを付けることは可能ですが、いつくかのオブジェクトでは、意味的要素を優先的に使用するものがあります。たとえば:
  • 詩や韻文は、通常、<verse-group> 要素でタグ付けする必要があります。この場合、正確な字下げを保持しない可能性がありますが、比例フォントで表示される可能性が高くなります。
  • プログラミング・コード、スクリプト、擬似コード、DTD とスキーマ、XML インスタンスは、<code> 要素でタグ付けする必要があり、その属性を用いてコードの種類を識別します。
  • 方程式と数式には通常、<disp-formula> または <inline-formula> タグが付けられます。

属性

コンテンツ・モデル

<!ELEMENT  preformat    %preformat-model;                            >

拡張コンテンツ・モデル

(#PCDATA | alt-text | long-desc | email | ext-link | uri | attrib | permissions | bold | fixed-case | italic | monospace | overline | roman | sans-serif | sc | strike | underline | ruby | abbrev | milestone-end | milestone-start | named-content | styled-content | sub | sup)*

記述方法

この要素は以下の要素内に含むことができます:

用例 1

...
<preformat preformat-type="dialog">
C:\users\lap make
  'make' is not recognized as:
    - an internal or external command
    - an operable program
    - a batch file
</preformat>
...

用例 2

...
<preformat preformat-type="poem">
it&rsquo;s
spring
and

     the
          goat-footed

balloonMan  whistles
far
and
wee
</preformat>
...