<inline-supplementary-material>

Inline Supplementary Material Metadata (行内補助資料メタデータ)

文書に補助的情報を提供する外部ファイルに関する記述で、そのファイルへの位置情報を含む。

関連要素

このスイートには、<graphic><inline-graphic><media><supplementary-material><inline-supplementary-material> などの非 XML 素材を記述し指す要素がいくつか含まれています。要素 <graphic> および <inline-graphic> には、文書の切り離せない一部である静止画像 (写真、図形、線画など) への位置情報が含まれています。要素 <media> には、ドキュメントコンテンツの一部である非 XML 素材 (動画、音声クリップ、データセット、その他の非 XML 形式) への位置情報が含まれます。ここで「切り離せない」という意味は、これらメディア・オブジェクトが文書の中で議論され (あるいは実際に表示され) るからであり、これらメディア・オブジェクトは文書の一部であるといえます。
一方、要素 <supplementary-material><inline-supplementary-material> は、文書に附属する補足的な (切り離しが可能な) XML 素材 (図、表、セクションなど) や非 XML 素材 (画像、フィルム、音声クリップ、データセット、その他) を記述します<graphic><inline-graphic>、および <media> と同様に、補助資料要素は、図のような XML オブジェクトであっても、オブジェクトそれ自体を含むことは決してなく、それらを指し示すだけです。
<inline-supplementary-material> 要素は、テキストの通常の流れの中で言及され、プレビュー画像または別個のキャプションを持たない追加資料への参照を記述するために使用されます。<supplementary-material> 要素は、より複雑な参照を記述するために使用されます。たとえば、図と同様に、浮動または固定されたオブジェクトとして指定できたり、キャプションを持つような場合です。

コンテンツ・モデル

<!ELEMENT  inline-supplementary-material
                        (#PCDATA
                         %inline-supplementary-material-elements;)*  >

拡張コンテンツ・モデル

(#PCDATA | alt-text | long-desc | email | ext-link | uri | bold | fixed-case | italic | monospace | overline | roman | sans-serif | sc | strike | underline | ruby | named-content | styled-content | sub | sup)*

用例

<article dtd-version="1.1">
<front>...</front>
<body>
<p>...</p>...
<supplementary-material id="S1" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink"
xlink:title="local_file" xlink:href="1471-2105-1-1-s1.pdf"
mimetype="application/pdf">
<label>Additional material</label>
<caption>
<p>Supplementary PDF file supplied by authors.</p>
</caption>
</supplementary-material>
<p>RNAPs seem to have arisen twice in evolution
(see the <inline-supplementary-material
xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink"
xlink:title="local_file" xlink:href="timeline">
Timeline</inline-supplementary-material>). A large
family of multisubunit RNAPs includes bacterial
enzymes, archeal enzymes, eukaryotic nuclear RNAPs,
plastid-encoded chloroplast RNAPs, and RNAPs from
some eukaryotic viruses. ...</p>
...</body>
<back>...</back>
</article>